ピラティスの起源はドイツ人のピラティスさんが考案した運動法にあります。ピラティスは、第一次世界大戦の負傷兵のリハビリ用プログラムとして誕生しました。リハビリですから、あまりハードなエクササイズを行う必要はありません。体を動かすことが苦手な人でも、簡単なエクササイズからステップを踏んで次のエクササイズへと進んで行くことができます。
ピラティスさんはエクササイズを開発し、「ピラティスのエクササイズは、50年後の世界でこそ役に立つ」と予言していたそうです。現在は当時と比べ機械や乗り物などが発達し、食べ物は有り余っているのに運動不足になりやすく、筋肉は衰えて猫背の人が多い世の中になってしまっています。こんな今こそピラティスが必要なのですね・・・。
ピラティスは、体の内部のインナーマッスルを鍛えることができます。体の筋肉には内側のインナーマッスルと外側のアウターマッスルがあります。インナーマッスルは、コアマッスルと呼ばれることもあります。内側のインナーマッスルは体の姿勢を支えたり日常の小さな動作をする役割、外側のアウターマッスルは重いものを持ちあげたりする時に大きな力を出す役割があります。
通常の運動では体の外側のアウターマッスルしか鍛えることはできません。初めはダイエットのつもりで運動しまくったら、ムキムキになってしまった・・・という方は、アウターマッスルを鍛えまくった結果こうなってしまった訳です。アウターマッスルは、スポーツなどで強い力を発揮する時には役立ちますが、日常生活で姿勢を保って骨盤の歪みを防いだり、細くて美しいプロポーションを保ったりすることはできません(極端に言うと、ムキムキの人が猫背だったりするわけです)。しかし、ピラティスにはそれができるのです!
もちろん、継続してトレーニングをしないとダメですが、きちんとした方法でピラティスを続ければ、美しい姿勢と骨格、美しいプロポーションをGETできます。骨盤だけでなく、背骨や脚や腕など、全身の筋肉を鍛えるエクササイズがあります。ピラティスで歪み知らずを目指してみるのもいいかもしれません。