人間は直立して2足歩行をするようになり、手が自由になったことで道具を使
うことができるようになりました。また、手を使うことにより脳が発達して、
言葉を使うことができるようになったそうです。
でも、身体の大きい動物は本当は2足歩行に向いていません。なぜなら、骨盤だけで重い上半身の骨や筋肉、内臓を支えなくてはいけなくなるからです。
人間の骨盤には、上からは上半身の重み、下からは足からの抗力がかかり、立っていても座っていてもかなりの負担がかかっています。
それに対してイヌやネコなどの4足動物は、4本の足で体の重さを分散できるので体の1ヵ所に過度な重さがかかるということはありません。疲れにくいので長い間動くことができ、運動に向いています。
また、骨盤に過度な重さがかからないので、4足動物の骨盤は小さく、開きが狭いです。ネコは狭い通路を器用に通り抜けることができますが、それは頭より骨盤が小さいからです。頭さえ通ることができれば、骨盤が通り抜けられないということはありません。
人間の骨盤はどうかというと、その幅は頭より大きいです。2足歩行による負担を低減させるため、骨盤が開いてしまっているのです。
骨盤の大きさは同じ人間の骨盤でも男女差があります。正確には骨盤の大きさではなく開きです。骨盤の恥骨下角という角を見てください。この角度は女性の方が男性より大きいです。出産をするためだそうです。
また、女性は男性より筋肉量が少ないので、骨盤を本来の位置にとどめておくための筋肉も少ないです。
この2つの理由から、女性は骨盤周りに男性より問題を生じやすいです。
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しかも産後は特に骨盤が開き、そのまま放置しておくと開いてできた部分に脂肪が付きやすくなってしまいます。
人間の女性が、すべての動物・性別の中で最も骨盤の開きを気にしているのに、すべての動物・性別の中で最も骨盤が開いているのです・・・
ちょっと皮肉な結果です。。
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