骨盤痛
骨盤痛って何？
骨盤痛とは、骨盤周辺の部位の痛みの総称です。腰痛の原因になるものや、妊娠中・産後などに発症するものなどがありますが、痛みの位置・原因ともにいろいろありますから、一概に言えるものではありません。症状の度合いも様々で、歩くとちょっと痛いという方もいれば、立てないくらい痛いという方もいます。
骨盤痛の原因
①内臓の病気。
骨盤と腹部が同時に痛む場合は最も要注意です。内臓の病気や腫瘍の場合もあるので、腹部が痛むときは整体に行く前に内科で医療検査を済ませましょう。
②関節・靭帯の炎症。
骨盤にある仙腸関節まわりの靭帯は上半身の重みを支える大切な働きをしていますが、年齢とともに衰えて緩みます。靭帯が緩むと骨盤を支えることができなくなり骨盤が歪みます。単なる骨盤の歪みと言えないほどに歪んでしまった仙腸関節は、変形して痛みを引き起こすことがあります。
③筋肉の炎症・疲労。
一定姿勢で作業を続けがちな人に多い症状です。とくに、悪い姿勢は骨盤まわりの筋肉に負担をかけてしまいます。
④筋膜の異常。
筋膜とは皮下組織に存在する薄い膜で、体全体を包んでいます。主成分はコラーゲン組織であり、筋肉ではありません。筋膜のどこかに異常が起こると、異常部位でないところに痛みが起こることがあります。整体などの施術は異常部位に行うので、痛いところと施術しているところが違うということになります。筋膜を調整することで、痛みの改善が可能です。自分で原因をつきとめるのは困難なので、医療検査をオススメします。とくに、腹部が痛いときは重大な疾患が隠れているかもしれないので早めに内科を受診しておきましょう。
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